挑戦者を仮に田頭さんとする。
ー 小川「この度は7日間の断食を無事に断行され田頭さんに敬意を表して乾杯」
「率直にお伺いします。 辛いというのは想像できます。 では、7日間の断食をしないと行きつかない境地があったか教えてもらえないでしょうか?」
ー 田頭「小川さん。人間は追い込まれると求めるのです。」
ー 小川「・・・・・・・・」
「はい・・・・・・・」
ー 田頭「今回の断食で私が求めたものは【糖分】でした」
ー 小川「はい。面白そうです。【糖分】を求めたのですね。」
ー 田頭「はい。」
「この七日間、私の喉を通る事を許された物は『お茶、水、白湯』の三種類のみです。」
「小川さん、『お茶、水、白湯』この内のどれかに糖分が入っているというのはご存知ですか?」
ー 小川「え?????????いやいや!!!海外の緑茶は甘いですが、ここでいうお茶は日本茶ですよね?
どれにも糖分なんて入ってないですよ!!!!!!」
ー 田頭「あぁ。あなたはまだ行きついていないのですね。あそこまで。。。。。」
「小川さん!!私は断言します!!!!」
「『白湯』は甘いんです!!!!!!!」
ー 小川「????????」
「え・・・・???いや。田頭さん。。。。。白湯って。。。。。水を少し温めたものですよ?」
ー 田頭「はい。その通りです。その白湯は甘いんです。間違いありません。」
ー 小川「あの。。。。それって。。。断食をする事によって感覚が研ぎ澄まされた味覚が
微妙に洗いきれていないコップの糖分までも感知したという事でしょうか?」
ー 田頭「分からないです。それかもしくは湯沸かしポットの素材が少し甘いのか。」
「ただ、断言できます。」
「『白湯』は甘いのです!!!!」
ー 小川「この度は心身共に疲労困憊の中、インタビューに応じてもらい誠にありがとうございました」
時に五感を研ぎ澄まし、我を高める修行を行う事をお薦めいたします。